キャンパーさんのなかで、刃が黒いナイフを見かけたことはありますか?
実はわざと黒くしているんです。
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なんで? かっこいいから?
まあそれもありますが…。一番の理由はサビ防止なんです!
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私みたいな素人でもできるの?
大丈夫です。誰でも簡単に、「浸けて待つだけ」でできちゃいます!
今回はそんなモーラナイフの黒錆加工のやり方を、写真付きで分かりやすく解説していきます。
黒錆加工とは?
まず一般的に錆(サビ)でイメージするのは、「赤錆」と呼ばれるものです。この赤錆は酸素と反応して金属を腐食させる性質を持っています。
一方、「黒錆」とは自然には付かないものです。意図的に金属の周りに酸化膜をつくることで、赤錆を防ぐ役割があります。
今回は、紅茶に含まれる「タンニン」という成分の性質を生かして、ナイフに黒錆をつけてコーティングしていきます。
注意点として、ステンレス製のナイフは黒錆加工できませんのでご注意ください。
黒錆加工ステップ
用意するもの
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- モーラナイフ(カーボン製)
- 紅茶(4パック)
- 酢(約200ml)
- ペットボトル(先端を切ったもの)
今回黒錆加工したナイフです。新品の場合はそのままで大丈夫ですが、研ぐ必要がある場合は研いでから、黒錆を付けるようにしましょう。せっかくつけたのに、研いだら剥がれてしまいます。
紅茶の種類は、基本なんでもかまいません。
ナイフの油分を落とす
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食器用洗剤でナイフをよく洗います。洗った後は水分がなくなるまで乾かします。
今回はあらかじめ研いでおきました。それにしても汚い研ぎ方です…。
ペットボトルに紅茶を作る
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お湯を注いで紅茶パックを4パックいれていきます。すごく濃厚な紅茶を作ります。
酢を入れる
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紅茶の量に対して酢を入れる量を調整します。
今回は「紅茶3:酢2」の割合で調合しました。
モーラナイフを液に浸す(約2時間)
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刃の部分が完全に浸かるように、液の量を調整しておきましょう。
酢と紅茶の混ざった臭いが部屋中に漂うので、換気も忘れずに!
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5分浸けただけで、もうこんなに色が濁ってきます。
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2時間程放置した状態です。謎の泡が噴き出しています。(笑)
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液もこんなにドス黒くなりました。(笑)
ナイフを水で流し乾かす
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取り出すと、だいぶ黒くなっています!
そしたらナイフを水でキレイに流します。この時、タオル等でふき取らないようにしましょう。せっかく付けた黒錆がとれてしまい、ムラが出来てしまいます。
水で流した後は自然乾燥で乾かします。水気が完全になくなるまで1時間程置いておくといいですよ。
仕上げにオイルを塗る
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特にこのオイルがいいっ! とかはありません。私はいつもオリーブオイルを塗っています。
オイルを塗ると一気に光沢がでて、かっこよくなりますよ!
ちなみに黒錆加工をしなくても、最初からブラック加工されたナイフもあります。
まとめ
カーボン製ナイフは気を付けていても錆びやすいものです。ですので、新品で買った際にそのまま黒錆加工をして錆防止を施しましょう!
黒光りしたナイフを、黒錆加工をしらない人に見せつけると、「えっ!なにそれ!」ってなります。(笑)ちょっと優越感に浸れるのでおすすめです。
今回は誰でも簡単にできるやり方を紹介しました!これをみて皆さんもぜひチャレンジしてみてください!
それでは良きキャンプライフを!