みなさん道具のメンテナンスはしていますか?
買ってから一回も手入れをしていない道具とか思い当たりますよね。(笑)私も、手入れを待っている道具達がたくさんいます。(笑)
今回のそんな道具達の中で、ナイフのメンテナンスをしていこうと思います。
キャンプでの用途は様々で、食材を切ったり薪を割ったり枝を削いだりと、1本で色んなことに使えます。
ナイフは使っていくうちに切れ味が悪くなってしまい、使用する際に不要な力がかかって危険です。
その為、メンテナンスは定期的に行っていきましょう。
今回メンテナンスをするナイフ
モーラナイフ コンパニオン デザート
モーラナイフとは?
創業125年を誇るスウェーデンを代表するナイフブランドです。
工場での大量生産により価格を抑え、握りやすいグリップと箱出し状態でも高い切れ味を誇るのが特徴。
キャンプ初心者から上級者まで幅広く使われている万能ナイフです。
用意するもの
- 砥石
- 濡れた布巾
- 大きめのボウル
砥石ってどんなものを使えばいいの?
スエヒロ キッチン両面ミニ砥石(中/仕上)SKG-27
今回使用した砥石です。
砥石には荒砥石から仕上げ砥石まで、種類があります。紙やすりと同じように「番手」と呼ばれる数字があり、番手が小さい程粗く、番手が大きいほど細かくなります。
- 荒砥石 #80~220程度
- 中砥石 #400~1500程度
- 仕上げ砥石 #3000以上
使用したスエヒロの砥石は、1つで中砥~仕上げまでできる砥石です。
青色が中砥(#1000)、黄色が仕上げ(#3000)となります。
それでは研いでいきます!
砥石を水に浸ける
ボウルに水を入れます。(砥石が完全に浸かる程度)
砥石を入れ、気泡が出なくなるまで浸しておきます。(10分程度)
水に浸けることで、研ぐ際に抵抗を少なくして研ぎやすくなり、研いだ際に出る粉を洗い出してくれるからです。
中砥面(青色)を上にして研いでいく
適度に水を垂らしながら、砥石の表面が乾かないようにします。
刃の当てる角度なんですが、モーラナイフは「スカンジ」と呼ばれる刃の形状をしています。
このようにナイフによって刃の形状が異なり、研ぎ方は様々です。
スカンジのナイフは、図のように砥石にそのままベタ付けして研いでいきます。
刃を自分の方へ向け、指で軽く押さえながら角度が変わらないようゆっくり引いていきます。
刃を引いていくにつれて、刃先側にズラしていきます。
砥石の際まで来たら、刃先を立てて右斜め後ろへ引き抜きます。
1ストロークで刃先から根本まで研ぎあげる感じです。角度を変えずに、あまり力は入れすぎず、ゆっくりやることが大切です。
これを約20回繰り返します。途中で砥石が乾いてきたら、少量の水を垂らしていきましょう。ただあまり多量の水を流すのはNGです。
研いでいる際に出る研ぎ汁が重要で、その研ぎ汁で刃を研いでいるからです。
研ぎ終わったら今度は反対側も同様に研いでいきます。
ナイフをひっくり返して、先ほどと同様に1ストロークで研ぎあげます。こちら側も約20回繰り返します。
研ぎ終わったら今度は仕上げ砥石の出番です。
仕上げ面(黄色)を上にして研いでいく
中砥よりも細かい仕上げ砥石で研いでいきます。
中砥時と同様に1ストロークで研いでいき、こちらも約20回繰り返します。出来たら反対側も約20回繰り返します。
集中力がいる作業ですが、仕上げは切れ味を左右する重要な工程ですので、根拠強くやり抜きましょう!
研ぎ終わったら、研ぎ汁をふき取って作業終了です。
Before
After
微妙な差で申し訳ありません。(笑)私もまだまだですね。一応研ぎ前と比べて刃が丸まっている箇所や、欠けが目立たなくなっているハズなんですが。(笑)
やはり大きな欠けは、もっと粗い砥石で研ぐ必要がありそうです。また違う砥石を買ってチャレンジしてみます。
まとめ
モーラナイフを研ぐ際のポイントをまとめると、
- スカンジ形状に合わせて研ぐ
- 1ストロークで根本から刃先まで研ぎあげる
- 力を入れすぎずゆっくり研ぐ
まだまだ私も素人ですので、もっといい研ぎ方を見つけた際はすぐにアウトプットしていきたいと思います!
道具を手入れすることで、道具への愛着が湧いてきて一層キャンプに対するモチベーションも上がります。悪天候でキャンプに行けない際は、道具のメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。
それでは良きキャンプライフを!