テントやタープを張る際に、張り縄の結び方で不安になることありますよね。変な結び方でほどけて倒壊なんて…。
私もキャンプ始めたての頃は、ヘンテコな結び方ですぐに解けたり、逆に解くのに時間がかかったりと苦労した覚えがあります。
今回はそんな不安を払拭できる結び方をご紹介します!
もやい結び
別名「キング・オブ・ノット」。結びの王様と呼ばれる結び方です。船を岸辺の杭につなぎとめるときに活用していたことが、この「もやい結び」の名前の由来です。
特徴をまとめると、
- 結びやすく、ほどきやすい
- 輪っかを作れる
- 強度が高い
子供でも簡単に結べて、なおかつ強度もある。覚えて損は無い結び方です。
もやい結びのやり方
今回は、シェラカップの取っ手に結び付けていきます! 意味は無いですが(笑)。
ステップ別に写真でわかりやすく解説いきますので、すぐに出来るようなります!
手順①
ロープをシェラカップの取っ手部分に通します。
手順②
ロープの長い方に輪をつくります。
手順③
先ほどの輪に、ロープの先端を下から通します。
手順④
通したロープをある程度伸ばします。
手順⑤
伸ばした先端のロープを、長い方のロープの下から通します。
手順⑥
通した先端のロープを、輪の中に上から通します。
手順⑦
先端のロープと元側のロープを持ち、互いに引っ張ります。
手順⑧
結び目がキュッと締まったら、もやい結び完了です。
結び目をアップでみると、こんな感じになっています。引っ張ってもビクともしないです。
テント、タープのループに結び付ける場合
テントやタープについている張り縄用のループに、先ほどのシェラカップと同じ要領でロープを通します。
手順通りにやれば、だれでも簡単に強度のある輪をつくることが出来ます。自在金具をピンピンに張っても、ビクともしません。
キャンプでは、「もやい結び」のほかにも様々なロープワークがあります。全部を覚えるのはさすがに無理ですが、この「もやい結び」さえ覚えていればなんとかなります。
常にバックパックの中や、車の中にロープワークの本を忍ばせておくと、いざというときに役にたちますよ!
私も1冊忍ばせています。そのおかげで、立ち木を利用して物干しロープをつくることが出来ました。
また、予備のロープを持っておくと安心です。
それでは良きキャンプライフを!