【ランドクルーザープラド】ラゲッジスペース2段化の理由
キャンプ道具の積載で怖いのが荷崩れですよね。
到着していざバックドアを開けたら雪崩が起きる…。なんてこと一度は経験したことあるのではないでしょうか。
またプラドの場合はバックドアが横開きの為、狭い駐車場に停めた際に、開きにくいんです。一応リヤガラスがハッチ式になっていて開くのですが、まあ高い位置にあるので不便不便。(笑)
そういった時に、棚をつくって高い位置に荷室が来たら、出し入れしやすいです。
他にも2段化したい理由として、
- 下の荷物が取り出しにくい
- 固い物や重い物から乗せなければいけない
こういった積載時の問題を解決してくれるのが、今回やってみたラゲッジスペースの2段化です!
イレクターパイプを使って棚を作ります!
こちらが、今回ラゲッジスペース2段化のために作ったものになります。
”イレクターパイプ”という鉄製のパイプを活用し骨組みをつくり、上に合皮シート(フェイクレザー)を貼り付けた合板を乗せて棚にしています。
イレクターパイプは、スチールパイプに、プラスチックを被覆してありますので、丈夫で軽く、錆びに強く、清潔さを長く保つことができます。
矢崎化工株式会社より引用
イレクターパイプを使うメリットとして、
組み立てが簡単且つ、自由度が高いので、自分の思うようなサイズのものが簡単につくれます。
さらにホームセンターで手に入るので、まさに私のようなDIY初心者にうってつけの材料です。(笑)
用意する材料・工具
今回の使用した材料と工具です。
- イレクターパイプ(1500㎜)3本
- イレクターパイプ(1200㎜)2本
- メタルジョイント(HJ-1)4個
- メタルジョイント(HJ-2)4個
- プラスチックジョイント(J-46 S BL)4個
- プラスチックジョイント(J-103 S BL)4個
- コンクリートパネル(900㎜×1800㎜×12㎜)1枚
- 合皮シート
- ジョイント固定ビス 8本
- パイプカッター
- 六角レンチ(5㎜)
- タッカー
- 電動ドライバー
材料費でだいたい12000円くらいでしたね!思ったよりもだいぶ高くなってしまいましたけど…。(笑)
今回は分解するシーンも考慮して、プラスチックジョイントではなくメタルジョイントで組み立てていきます。プラスチックジョイントの場合だと安価ではありますが、接着剤を使用する為分解できないので。
それでは製作していきます!
ラゲッジ棚製作方法
①イレクターパイプをカットする
ラゲッジの寸法に合わせてイレクターパイプをカットしていきます。
ジョイントの長さも考慮しておかないと、寸法が合わなくなるので注意してください。
ラゲッジを実際にメジャーで計測したら、そこからメタルジョイント分を引いてあげると、必要なイレクターパイプの長さがわかります。
※メタルジョイントの端までイレクターパイプを差し込んだ状態での長さです。
イレクターパイプをカットするには、こちらのパイプカッターを使うとキレイにまっすぐ切れて便利です。
今回は28㎜径のパイプをカットするので、パイプカッターの切断能力が28㎜以上のものを選ぶようにしてください。
上の写真の寸法でカットしました。全てジョイントの長さを考慮しています。
材料は以下の通りに使用しました。
1200㎜(2本)⇒ 980㎜(2本)
1500㎜(2本)⇒ 650㎜(4本)
1500㎜(1本)⇒ 313㎜(4本)
パイプカッターを使用する際は、イレクターパイプをしっかりと固定した状態でカットすると、まっすぐカットできました。
固定が甘いと、ズレが生じたりパイプカッターが外れてケガをする恐れがあるので、クランプ等で固定して作業することをおすすめします。
②メタルジョイントで組み立てる
メタルジョイントでこのように組み立てていきます。
①外枠⇒②中枠⇒③脚の順に組み立てると、スムーズに組み立てることができました。
最初からメタルジョイントを強く締めると後々調整がしづらいので、手で仮締めしておいてから位置調整して、六角レンチで本締めするとやりやすいです。
組み立てたら、一度ラゲッジに乗せてみます。今回は見事ピッタリでした!
この時のセカンドシートは、乗る人が無理のない程度に倒しています。(笑)
③コンクリートパネルにジョイントを取り付ける
今回はホームセンターにてコンクリートパネルをカットしてもらいました。
540㎜×800㎜サイズのコンクリートパネルを2枚用意します。
コンクリートパネルに、ジョイント(J-46 S BL)を取り付けていきます。
ビスで固定前に、一度板を乗せてから位置合わせをしておきます。
使用するビスは、表面から飛び出さない長さのビスを使用してください。コンクリートパネルの厚さが12㎜でジョイントの厚さが5㎜程です。
これで板が固定でき、運転中に板が動いてラゲッジが傷つく心配がなくなりました。イレクターパイプに挟んで固定しているだけなので、取り外しも可能になります。
④天板に合皮シートを貼る
板のままでも十分使えますが、置いた荷物が滑りやすく走行中に動いて危ないので、合皮シートを貼り付けていきます。
Amazonにてこちらの合皮シートを購入しました。サイズは1350㎜×2000㎜で、余るほどあります。(笑)
合皮シートは、タッカーで留めていきます。こちらもAmazonで合皮シートと共に購入しました。板に打ち付けるので、100均のものよりパワーのあるものを選択。
板よりも5㎝程折り返し分を取って合皮をカットします。
合皮シートをアイロンでしっかりとシワを伸ばしておくと、後々キレイに貼れます。
まず4つ角をタッカーで固定します。タッカーは押さえつけて打たないと、芯が浮いてしまうので注意してください。
合皮シートを引っ張りながら、1辺づつタッカーで留めていきます。タッカーで留める位置は、フチから1㎝程のところで留めると、ピンと貼れます。
同じようにもう一枚も合皮シートを貼りました。アイロンのシワ伸ばしが甘くて、だいぶシワが残っていますね。(笑)
⑤天板を乗せて完成
合皮シートを貼ることで、締まってかっこよく見えます。
私のランドクルーザープラドは7人乗りなので、ラゲッジにカップホルダーがありますが、この部分と天板をフラットにしたのが一番のこだわりです!
裏側はこんな感じになっています。見える部分ではないので、板丸出しでも気にしません。(笑)
実際に使ってみました!
早速キャンプに行ってきたのですが、積載がすごく楽になりましたね!
2段化したことによってフラット面が2つできるので、荷物が安定しやすく荷崩れの心配もかなり減りました。
過去に荷崩れして落下したコンロが故障してしまった苦い経験があるので、なおさら嬉しいです。
プラドのリヤハッチも、2段化したことで取り出しやすい高さになり、使い勝手が格段に良くなりました。普段の買い物でもリヤハッチは多用するようになりましたね!
心配していた強度面ですが、これだけ荷物を乗せてもグラつきは一切なく、たわみもないので安心できました。
ラゲッジ2段化の大きなメリットですが、
逆に積載量が減ってしまいそうなんですが、ムダなスペースがなくなるので、積載力アップに効果ありと今回実感できました。
ぜひみなさんも、ラゲッジ2段化にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。この記事がキャンプの積載で悩めるキャンパーさん達の参考になれば幸いです。
それでは良きキャンプライフを!!